ごみメソッド

日本の路上でごみが少ない理由とは?

日本の路上でごみが少ない理由とは 日本の路上には、ごみが少ないです。海外の方々が驚く点でもあり、日本人が世界に自慢できる事でもあります。なぜ世界的な視点で見ても、日本の路上にはごみがあまり落ちていないのか、それには主に2つの理由が挙げられます。最初の理由ですが、日本人の持つマナー意識が高い点です。ごみのポイ捨てに限らず、日本人は公共の場でのマナー意識が全体的に高いです。

困っている方が街にいれば自然と声をかける、電車やバスはしっかりと列を作って順番通りに乗り降りする、年配の方や妊婦さんには親切に接する等、公共の場でのモラルが老若男女問わず高いのが、いわゆる国民性です。
ごみのポイ捨てが格好悪い事、という意識が世代にかかわらず、根付いています。

日本人は公共の場でのマナー意識が全体的に高い

どんな相手でもしっかりと批判する 若い世代の間でも、路上に食べ物のクズやペットボトルを捨てる事は、ただただ格好悪い事だとする意識が根付いており、もしも街でポイ捨てをしたら、どんな相手でもしっかりと批判する、そんなマナー意識を国民全体で持ち合わせています。
さらにポイ捨てされたごみは見つけた人が、なんの見返りも期待せずに拾って持ち帰る、そんな美徳も日本人の間で根付いています。
次の理由として挙げられるのが、そもそも路上のごみ箱が少ない点です。

同じ先進国であるアジア圏の国、欧米諸国と比較した場合、日本の街中にはゴミ箱が非常に少なく、ごみは自宅に持ち帰る物、指定された場所で分別して正しく廃棄する物という意識が、国民全員に自然と行きわたっています。

国民全員に自然と行きわたっています厳しく捨てる物の分別が求められる環境保護を意識した配慮

駅やコンビニエンスストア、ショッピングモールといった場にはゴミ箱が設置されていますが、それでも他国に比べて数が少なかったり、厳しく捨てる物の分別が求められる等、環境保護を意識した配慮がなされています。

都市部はもちろん、郊外の観光地でも、やはりごみ箱の数は基本的に少なめです。やや不便な一面があるものの、モラル意識が高い日本人ユーザーの間では特にごみ箱の少なさを問題視する声はなく、国民が自然と受け入れています。